全国定通野球-試合詳細
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大会1日目 (8月12日)江戸川球場
江戸川球場 第1試合  大阪府立和泉工業高校 対 徳風高校
   9:00試合開始  11:40 試合終了 試合時間 2時間40分
   得点
チーム・回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R H E
徳風
和泉工
  バッテリー
徳風  羽根=角野
和泉工  佐々木優介=辻
   
 長打  本塁打   3塁打    2塁打・・角野・鶴(徳)  南田・辻(和)    
 戦評
息詰まる投手戦であった。強豪徳風高校は、和泉工業佐々木優介投手の立ち上がりを攻め、長打とエラー、死球を絡めて3点先取。しかし同投手は2回以降立ち直り、九回まで安定した投球を続けた。対する徳風高校のエースの羽根も速いテンポで伸びのある速球と緩いカーブで中盤までは和泉工業打線を抑え込んだ。5回裏、和泉工業は先頭打者南田の二塁打でチャンスを作り、一番辻の二ゴロで南田が本塁突入、野手の野戦を誘い、一点を返した。7回裏は無死から死球等敵失で満塁となり、一番辻の三塁線を抜く二塁打で二者が帰り、ついに同点となる。その後、双方とも走者は出すが両投手が要所を閉め、延長戦へ、10回表、徳風の一番角野が無死から死球で歩き、次打者のバントで一挙に三塁へ。二死後、四番羽根の緩いショートゴロが野手の悪送球となる間に決勝点を挙げた。両投手とも制球力に優れ、引き締まった接戦となった。
江戸川球場 第2試合  埼玉県立大宮中央高校 対 科学技術学園高校・宇都宮・通
   12:12試合開始 14:25 試合終了 試合時間 2時間13分
   得点
チーム・回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R H E
大宮 10 15
科技宇都宮
  バッテリー
大宮中央  越坂部=奈良部
科技高宇都宮  佐藤=渡辺
 長打  本塁打・・奈良部(大)   3塁打・・奈良部(大) 佐藤(科)  2塁打・・二本柳・越坂部(大)  青木(科)   
 戦評
序盤の両チームの投手が好投し、得点を与えなかった。大宮中央の投手越坂部は3回まで、6個の三振を奪い打者9人で抑えた。4回に科技校宇都宮は、先頭打者から4人連続出塁する攻撃を見せ3点をあげた。しかし、5回の大宮中央は打者一巡の猛攻で5点を取り逆転した。大宮中央の越阪部は好調なピッチングで、18奪三振とバットに空を切らせた。しかし科技校宇都宮も6回以降3得点を帰し、チャンスをつなげる野球をした。科技校宇都宮は6安打で6得点と、確実に得点へつなげた。科技校宇都宮の投手佐藤も10三振を奪う好投だったが、大宮中央の4番奈良部が本塁打を打つなどして、今一歩のところで攻撃の勢いを抑えきれなかった。越阪部は最終回も、打者3人で抑え、力のある投球を見せた。
江戸川球場 第3試合  天理高校 対 徳島県立徳島中央高校 
   18:08試合開始 20:03 試合終了 試合時間 1時間55分
   得点
チーム・回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R H E
徳島中央
天理 X 13 12
  バッテリー
徳島中央  坂田=井内
天理    大杉=藤山 
 長打  本塁打   3塁打・・大杉・藤山(天)     2塁打   
 戦評
徳島中央は天理の猛攻の前に踏ん張ったが、5回コールドで惜しくも敗れた。天理の藤原投手は5回参考ながら無安打・無四球試合とし、メリハリのきいた投球で徳島中央に二塁を踏ませなかった。徳島中央の守備力も、1回戦の他校と比べても上位にあると思われたが、天理の打撃の破壊力の前に持ち前の力が十分に発揮出来なかったようだ。天理は2回、先頭打者の大杉が左中間を破る三塁打を放ち、谷口・林田がヒットを重ね、1回の4点に2点を加え、試合の流れを決めた。更に4回にも容赦なく坂田投手を攻め長短打逢わせて7本を集中させて試合を決した。両校ともしまった試合であり、得点差は付いたものの、全国大会にふさわしいものであった。